2015年1月31日土曜日

ワン・ツー・ファイブ Go!Go! 三重苦

2015/1/24(土)

GPがウチにやって来て、既に三週間以上になるのに一向に普通に公道に出られない。
今までの症状で気になっているのは、キャブの油面、空燃比、そして発電電圧。
旧車とレストアの大先輩の実兄は「やることが沢山あって楽しいなぁ」とメールを送ってくれるが、いやぁ旧車初心者にはその心境には中々至れない。

この日はまず電圧チェック。
GPの配線図を見る限り、電装系はいたってシンプル。というか単純明快。
フライホイールマグネットで交流発電した電圧を、レギュレートレクチ(整流器)に一本で入力、レクチからは直流6Vで一本で出力。二分岐して一本はバッテリー、他の一本は前照灯とストップランプ以外の灯火類に送るとなっているだけ。
なので、レクチの入出力側両方で電圧を測定する。

入力側 3000回転4V、4000回転6V超。3000回転でちょっと低いな。
出力側 3000回転1.86V、4000回転3.55V。。。。???

出力側が異常に低い。
考えられるのは、整流器がいかれてる?或いはどっかでリークしている?

あまりにも電圧が低いので、その時点でモチベーションがドっと下がりつつも、考えてみると折角始動しても弱々しい発電電圧なので、コイルで高圧にする過程で高圧にならない時があり、一瞬の失火でプスンと止まってしまうのでないか?と推理。
けど整流器なんてそんなに簡単に手に入る代物ではない。
そこで、、、根本的な解決にならないのはわかっているのだが、火を飛ばすためにはもっと良い条件を与えれば何とかなるのでは?と気を取り直し、用意したプラグを7番に換えてみると、、、まあなんということでしょう?(ビフォーアフター風)、今までいくらキックしてもかからないときは掛からなかったエンジンが僅かながらに始動性が良くなったではありませんか?(普通にかかる様になっただけだが)
とは言っても、ある時いきなりエンストする状況は変わらないのだが。

あとは油面。
キャブのドレンを開き、危険なガソリンを、準備した空のペットボトルで受けながら内口径3㎜の透明チューブで受ける。油面の頂上部がキャブのフロート室と本体部の境面より7㎜ほど上にあるのを確認。これは明らかに高い。



メールで実兄に問い合わせると「ミクニのキャブだと標準油面はインテーク下端から15㎜」とのことなんで、キャブのフロート室を外してはフロートバルブを押す「ベロ」部分をマイナスドライバーでこじってはフロート室をつけ油面確認。二回目位で大体の目分量で油面が目標位まで下がったのを確認。再度組み付け。

で、とりあえずもう一度エアスクリューを調整をし、アイドルストップスクリューを1500回転位に固定。様子を見るためのTestRide↓

キャブの迷宮 アイドリング 2015/1/24

TestRide5 まだ続く迷宮 2015/1/24


見て貰えば分かりますが、走り出して直ぐにアイドリングが4000回転位に上がって止まりません。
この日は何故だか解らないまま、日没時間切れ。

2015/1/25(日)

この日も朝からエンジン横のキャブ室を開けあーだこーだとエアスクリュー弄り回し。
けど一向に状況は解決せず。
解っているのは、、、、

・始動性はよくなった
  →プラグ番定落としが正解
・始動直後の回転が異常に高い3000回転
  →チョークを引けばエンストするのでチョークが引かれた状態では無い)
・暫くすると回転は落ち着く1500回転前後、不安定だが
 
という感じ。
もしかして、基本の基でエアクリーナー詰まりか?
と、、今更ながらに疑いはじめ、最初から見ていなかったエアクリーナーをチェックするもキレイのなもんだ。

あと考えられるのは、状況がピッタシ当てはまっている訳では無いが、二次エアの吸込み。
取りあえずキャブのエンジン接合部を増し締めしてエンジン始動して暫くアイドリングで様子を見る。

昨日に比べ、プスンとエンストする様な状況は見られないのでとりあえずTestRide開始↓


調子よく走っていたら、橋を渡る辺りで後輪のパンクが再発(泣)
キャブ、電装、パンクの正に三重苦。。。










2015年1月19日月曜日

ワン・ツー・ファイブ Go!Go! キャブの迷宮

2015/1/17(土)

購入すれば真っ先に交換しなければと思っていたミッションオイルを朝から交換。
昼二番くらいから、まずはキャブを分解するのが面倒なんで、、とりあえずキャブ本体を外すだけ外し、エアスクリューやらアイドルストップスクリューやらを外して、通路という通路をキャブクリーナーでこれでもかと言うくらい清掃して再組付け。

でも、、状況変わらず。

アイドリングは2000回転以上を維持すれば何とか回っているが、暫くすると段々と回転が落ちてプスンとコト切れる、、、その繰り返し。

どう考えてもこのままだと全く進歩がないので、覚悟を決めて(面倒だと言う思いも当然ある)キャブを下す。

で下ろしたキャブを恐る恐る分解してみると、、ドロドロとしたスライム状のガソリンが入っていたわけでもなく、無いと思っていたタンクの錆が実はスラッジ状にジェット類に詰まっていた訳でも無く、
全くきれいなものだった。。。




とりあえずジェット類をキャブクリーナーで吹きまくって、慎重に再度キャブを組み上げ。
こうなると不調の原因はキャブで無くなり、もしかしてプスンとコト切れるのは点火系の問題でないか?という新たな疑念が生まれるのである。

そう言えば、、、、この日の作業でいっとき全くエンジンがかからなくなり、プラグを換えても掛からなかった。ので、もしやと思いプラグのコードとの接触部にCRCをかけてキックしてみたら一発でかかったと言う経緯があったのだ、しかもそもそもついているNDのW22だとエンジンはかかるのだが、新しく買ってきたNGKのBP8だとエンジンは全くかからないと言う状況もあった。
益々謎は深まるばかり。

2015/1/18(日)

まずは清掃したキャブレターを組み付け。
二次エアを吸わない様にエンジンとの接続部をしっかり固定し、いざキックしても、、かかりません。
エアスクリューを濃い目に振ったり、薄目に振ったり。
その度にプラグを外してかぶってないかの確認を繰り返し。

何度目かで漸くエンジンが始動するも、やはり昨日と状況は変わらず。
よく観察してみると、始動直後はアイドリングは高く、2000回転以上で回っているが、やがて段々と回転が低下していきやがてプスンと止まってしまうということに気づいた↓

キャブの迷宮 2015/1/18

よく言われた「キャブのジェット類のつまり」の疑念がキャブを開けてみてほぼ考えられなくなった今の状況では、この状況はキャブまでガソリンが来ていないのか、或いは点火が途中で止まってしまうしか考えられないんじゃないか?
因みにキャブにつながるガソリンのルートはゴムホースを抜いてみると勢いよくガソリンが出てくるので、、やはり点火系が怪しい。

因みに2000回転くらいのアイドリングで強引にTestRideに出てみるも、低速では力がなく、つながりも悪い。明らかにガソリンが薄い感じがアリアリ↓

TestRide4 キャブの迷宮 2015/1/18

と、悩んでいたらこの晩。
昨日メールで送ったキャブ内部の写真をみた実兄から「何だかフロートのニードルバル止めの角度がおかしい。キャブの油面が狂っているのでは?」との指摘があった。
まあそんな細かいところまで見ているとは、レストアの大先輩の兄貴らしいと驚いたが、ネットで調べてみると、今の症状ではそれも十分に考えられそうだ。

次の週末は、まず油面確認の作業から始めてみるしかないな。

2015年1月12日月曜日

ワン・ツー・ファイブ Go!Go! キャブ調整するも・・・

2015/1/12(月)

先週1/3に、テストランは出来たのだが、1/4にはやはりエンジンがかからない状態が出てきてやはり完調ではない。
ので、1/6に早々にヤフオクにてGP125のパーツリストを手配。
1/10の土曜日には何とかエンジンが始動出来る様にはなったが、その日はそれで時間切れ。
そして今日、パーツリストでキャブレター構造を充分に理解した上で朝の9時半からキャブ調整に再チャレンジ開始。

先ずは、キャブのアイドルストップスクリューを目一杯閉方向に回しアイドル回転数を上げておいて、エアスクリューを閉方向に(つまりガスが濃くなる方に)回して、一番回転が上がる反応をするところで開度を決める。

その後、アイドルストップスクリューを開方向(ガスが薄くなる方)に回し、アイドリングを1500回転位にするも、この状態だと段々回転が弱々しくなりやがて「スコン!」と止ってしまい安定しない。
何度やっても結果は一緒なので、いい加減頭にきて2000回転位までアイドリングを上げて様子を見る。

まあまあ走れそうだと判断し、いざ走り始めると何だか後輪がフニャフニャと振られる感覚でおかしい。止まってよく見てみると後輪がなんと空気が入っていない、、、。

どうするか?考えても仕方がない。
取りあえず三田のホームセンターまで散歩がてら歩いて行きエアポンプを購入。
と、同時に閃いてポンプの横に並んでいた虫ゴムを買っておく。
その足で、家に取って返して空気を充填、、、と、そこで虫ゴムを抜くためには専用のドライバーが必要なことを知りまたもやホームセンターに取って返す愚、、、。

そんなことをしている内に既に昼も二番を過ぎ、冬の短い日が陰り気持ちは焦るも、何とか後輪のバルブを交換して走れる状態にして、再度近所にテストランへ。

走りだすも、何だか回転に繋がりが無い気もする。
パンパンとアフターファイヤが起きている気もするし。、、、。
一しきり走って信号待ちが来たらエンストしてるし、、、、、。
低速で一瞬失火してる気もするし、、、、、、、、、、。

もしかしたらスクリューのセッティング以前に、ジェット類の詰まりか?
或いは実兄がメールで教えてくれたチョークが戻らず引きずっている症状なのかも知れない。
いや、、けど逆にこの感じはガスが薄い状態なのかも知れないなぁ。
全くもってキャブレターセッティングの迷宮、、、、。

youtubeはこちらにUpしてます↓

①TestRide その2

GP125 TestRide その2


②TestRide その3

GP125 TestRide その3

2015年1月4日日曜日

ワンツーファイブ Go!Go! 絶不調&テストラン

2014/12/26(金) ナンバーは取得したのだが・・・

今日から年末年始の十連休。
朝の8時半から区役所に行って、その足で駅向こうにある保険屋に行って、朝の10時にはナンバーがついた。
さぁ試運転と思ったのだが、、、、キックしてもエンジンかからず。
つい三日前まで元気に動いてたのに、うんともすんとも言いまへん。

三日前と違うのは満充電したバッテリーを積んだだけ。
けどバッテリーが始動に関係はしていないのは明白なので、プラグを抜いてみたら、真っ黒で湿ってます。そうプラグ被りです。

思えば思い当たる節が、、、。
三日前にエンジンをかけた時にアイドリングが高いと思い、ロータリーディスクバルブの横のキャブレターのアイドルスクリューと思しきスクリューを若干緩め薄くしたつもりだったのだ。
それがどうやら災いしたのか?

それからはネットで調べまくり、アイドルスクリューと思ったのが実はエアスクリューでないか?という所まではこぎつけたのだが、元の設定がどうなっていたのかさっぱり記憶に残っておらず、結局エンジンかからずのまま、西への移動時間となってしまい年内試運転はできずじまい。

うーん2015年はキャブの勉強し直しせないかんな。





2015/1/3(土) 試運転開始

正月三日目。
朝の9時半から、キャブの横っちょに付いている、アイドルスクリューと思しきスクリューの初期設定位置を確認し、30度ずつの開度で開いてキックして、プラグ見てのくりかえし。

けど状況は全く変わらず。
ガスが濃いのは確かだが、もしやプラグか?と思いプラグをシリンダヘッドに近づけて、火が飛んでいるのは確認するもなんとなく怪しい。

昼飯を食って、早々にSTを飛ばして東雲のライコランドへ行ってBP8HSのプラグを買ってきて、早々につけてみると、、、何とエンジンかかりましたがな。

結局、始動しないのがキャブだと断定したのは間違いで、結局新品プラグで復活したわけです。
まだまだキャブのセッティングは出来て無いのは事実だが、、、。

取りあえず、試運転に出てみました。(youtubeはこちら↓)

https://www.youtube.com/watch?v=fPp4cV1yhLc


アクセル開けるともたつきが有って、ガスが濃すぎる気もしますが、、、まずは第一関門クリア。