2008年12月7日日曜日

Nightrun(2008/12/6)












この12月で気がつけば45歳になってしまった。ゲゲッ!四捨五入したら50歳やん。自分自身で全く信じられまへん。で、45歳ってことはもうかれこれ25年はバイク乗って来ている訳だが、これが一向に飽きない訳やな。ホンマアホやわ。前日の雨で極端に気温が下がり、漸く冬の訪れを感じ始めたこの日。「何の因果でバイクやねん」と思いながら、この糞寒い晩に走りに出る。
ツナギの下に薄いフリース二枚。ツナギの上にはゴアを羽織る。行き先はいつもの半島の先端。先月から私の稼いでいる「給与所得」の家庭内再分配が見直しされ、必要経費分合わせて実質二割減にされてしまったので、近所のセルフスタンドでガソリンは1000円分のみ給油したのだが、、。その際、タイヤの空気を入れていて嫌でも交換時期を知ってしまった。もう溝が殆ど残っていない・・・世知辛い師走である。
いつもの海沿い、R134を黙々とあまり飛ばす事無く走る。逗子、葉山、三浦と澄んだ冬の空気の中、夜あまり混んでいない国道を南下するのは気持ちがいいものだが、やはり寒い。何と言っても歳のせいか下半身あ寒すぎる・・・約一時間でいつもの岬の駐車場に到着。いきなり冬に入ったからかクルマも人も居ない閑散とした状態。そりゃそうだ、こんな寒い時にこんな夜の岬に来る奴は誰も居ない。それにしてもSTの顔は変な顔やな。
帰りは久里浜を通って佐原ICから横横へ。前回は久方ぶりに速度の壁付近まで引っ張れたのだが、この日は横須賀PAまででも精々引っ張って160km/hだった。寒いよりも何よりも眼が付いていけない事実にPAでしばし悩む。帰りは日野ICまで引っ張ってみたがやはり出せて怖くないのは140km/hまで、単車の性能でも何でもなく、ただオイラの眼が付いていっていない!!昨日の人間ドックでは両眼とも異常はなかったのであるが、、、まあ動体視力までは測らんしなぁ。

約二時間半。その間GPzのメールにも気付かず、視力の事を気に病みながらうだうだと走って帰ってきた。
総走行距離 82km

2008年11月22日土曜日

Nightrun4(2008/11/22)








20時半過ぎ。家を出る。先週雨で走れなかったのでバッテリーが心配だったが、セル一発で掛かったのは幸い。まあ乗る度に充電するなんて面倒で仕方が無いが、、、。







目指したのはいつもの岬の突端。今日は逗子から半島を横切るかたちでR16に出て横須賀、久里浜経由の行程をとる。寒さはあまり感じないが、乗り始めは体が硬く、二十数km走って漸く乗れている感覚が戻って来た。R16はあまり混んでないが飛ばす訳でもなく淡々と走り家を出て約1時間15分で到着。







突端のレストハウス前で一服。それにしてもSTって本当に変な顔。

帰りはいつもの横横。衣笠から入って横須賀PSまでの間でスピードの壁。久しぶりにこのレンジで走る。横須賀PAで一服の後は適当に流し、今日は日野ICで一般道へ。自宅着22時57分。
総走行距離94.1km

2008年11月2日日曜日

Nightrun3(2008/11/2)

家族が寝床に着いた20時半過ぎ、ツナギの上にゴアジャケットを着込みひとっ走り。向かうはやはり岬の突端!


既に11月。寒いと思って着たゴアジャケットが逆に暑い位の秋の夜。県警のPCがうろちょろしているのでR134を丁寧に遵法移動。約一時間ちょっとで岬に着いて、小用を足してとって返す。帰りはお決まりの横横道。横須賀PAで22時過ぎ。ちょっと小休止。



横横では140km/hちょっとしか出さずにそのまま朝比奈ICから市内を経て自宅着23時。来週はバックカメラモニターを何とかせねば・・・・

2008年10月25日土曜日

リハビリ旅

今週月曜日(10/19)、女房が唐突に「土曜日一日バイクに乗ってきていいよ」とのこと。その言葉をありがたく頂戴して、火曜日から何処に行こうか考えていたが、久方ぶりのSTでの日帰り旅なんで(記憶では一年位はブランクが有るな・・・)、リハビリ旅で近場の伊豆にフラりと行くことにする。



で、朝の5時半には起きているのに何故か出発は6時40分、写真では10時47分だが、、、これはバッテリ充電時に時刻合わせを忘れていたため。天気予報では晴れると言っていたがどんより曇った今にも降り出しそうな空の下、R134から西湘BP。途中のPAでパン一個と珈琲の朝飯を済ませ小田原へ。久しぶりの東洋タイヤターンパイクに行くと料金所のおっちゃんに「頂上は視界30センチなんだけど・・」と言われ(ホンマか?)あっけなく海沿いに進路を変える。湯河原、熱海と確実に海沿いをトレースして伊東の手前、宇佐美温泉から県道19で伊豆SLに向かう。



久しぶり!!の伊豆SLは亀石峠から入った。天候が天候だからか、四輪の集団(TVRとかロータスとか、アルファとか)が対向車線で「駆け抜ける喜び」を満喫していたがバイクは片岡小説に出てくる様なW650が一台流しているだけ。元気ないなぁバイクは。で、亀石と冷川の間で尿意を催したので、路傍にて小休止。


冷川ICで早々に伊豆SLを下りて、県道を国土峠方面に抜ける。


相変わらず天気は曇天で道は前日の雨で湿り気味。山の中に入れば入る程、道は狭くなり濡れた落ち葉にラインが重なりよく滑る。リハビリ中のおっさんはビビりながらも懐かしい感覚を取り戻す。



湯ヶ島温泉に出てからはR414で天城越えに進路を向ける。途中、「浄蓮の瀧」の看板を見つけて実は初めて浄蓮滝を見に行く。本当はこんな観光地は嫌いなんだが、伊豆に何度もハンドルを向けていて見たこと無いのも何だか損している気分なんで、となぜか言い訳。



もうすぐ11月だと言うのに蒸し暑い。今日は上下のセパレートつなぎを「つなげない」で着用してきたが、つなぎの下は半そでTシャツと長袖Tシャツが各一枚ずつ。 バイクに落ちてきた落ち葉もまだ紅葉すらしていない。何の用も無いのにガソリン燃やしてバイクで走り回っている様な事は、今の時代、既に時流に合っていないのかも知れないですな。


伊豆の定番、天城隧道。本当は旧道を通りたかったのだが、、STでダートに行く気がしない。少し前まではRSで旧道に行ったりしていたが、やはり冒険が最近は薄れてきている(と言うか体力が無いだけかも知れないが・・)





で、下田港。遠くに黒船(もちろん観光船)。


下田から半島の南半分を回ることとする。ここは弓ヶ浜を過ぎた辺りの小さな港。日差しが若干戻ってきた。



で歩いて石廊崎に向かう。石廊崎灯台は駐車場から歩いて約15分の距離。遊歩道からはこんな下に自分のバイクが見える。



まぁ何処の灯台を見てもあまり変わり映えはしないのだが、何故か先端を目指すのはバイク乗りの本能とでも言うべきか?



石廊崎から昼飯を食いたくて只管走っている途中。



空腹なのと、余りのコーナーの多さにちょっと気持ちが悪くなった。

松崎で焼魚定食にありつく。1570円でこの量!胃袋の小さい人間なんで全て食べ切るのに一苦労。

晴れていれば海の向こうに綺麗な富士が見える!と言ってもこの写真では誰も信じる訳は無いな。伊豆に来たらいつもハンドルを向ける戸田の港で、海越しに初めて富士を見たのは約十年前。以来、いつも此処に来たときは曇天か霞がかかっている気がする。単に運が悪いだけか・・・

その後、濃霧の戸田峠を越えて晴れ間の出ている修善寺に出るも、再びR414に出た所でいつもの大渋滞。結局、温泉にも入ることなく、県道11熱海峠から箱根新道を経由して再び小田原へ。子供が寝る前に帰り着きたくて午後7時に自宅着。
総走行距離365km 総費用約10,000円

2008年9月22日月曜日

ekimaerindows+カブ(その6)

 

月末で単身赴任解除のため、カブを手放すことになった。僅か数ヶ月の間ではあったがカブはすばらしい乗り物であった。十数年前の究極のバイク選び論争。あの際にカブに出会っていたならば、その後の人生の方向性はまた変っていたかもしれない。出足がトロイとか上り坂ではスピードが出ないとか色々あっても、この狭い島国を荷物満載で旅に出るには、ちょっと物足りない速度域の方が最もふさわしいのでは?と語りかけてくる乗り物であった。




で、この日(9/20(土))は夕刻からの宴の前に図書館に図書カードを返却し、野宿用ガスコンロのガスを買いに行くために最後の最後にカブに連れて行って貰ったのだが、図書館から次の店に移動する間にちょっとした林道気分を味わいたくて、僅か数百メーターの街中の知られざるダートに走りに行った。


4月に購入して毎月野宿旅に出られると思っていたが、結局野宿にいけたのは5月と7月の二回しかなかった。日帰りを含めても合計3回。その間1,551kmしか走れなかった。(総走行距離12,047km)今まで様々なバイクを乗り継いできた私であるがこれほど名残惜しいバイクもまた無い。なりは小さいがそう思わせるだけの存在感があるバイクだという事だと思う。バイクの基本を教えてもらったカブに感謝!!

と思ったら、ダートの途中で拗ねたのか最後の最後にチェーン外れ。このバイクには本当に色々と教えてもらいました。(因みにこの後、一人ではどうしようもなくなって、K君に助けに来てもらったのは言うまでも無い。そちらにもまた感謝!!)

2008年8月23日土曜日

バックカメラモニター


構想およそ1年と3ヶ月。部材は揃えていたが実際に着手したのはこの夏休みであった。きっかけは言うまでも無く昨年5月の白バイによる追尾→青キップである。真後ろが見難い二輪で真後ろを見るにはこの方法しかないと考えたのだ。この写真は配線。

STのタンクカバーを外したのは今回が初めて。丁度モニターケーブルの通り道がタンクとカバーの間に見つかったので、そこに導線を作る。ラッキーと言えばラッキー。
バックカメラはこの位置にセット。課題はライセンスランプに反応してモニターが白黒になること。見難いのだが、こればかりは致し方ない。

モニターはこんな感じである。この段階ではテストなんでこの位置にモニターを置いているが、実際にはカウルスクリーン内に収める必要がある。まだ途半ばと言えば半ばだ。
この作業は8/21から8/22の毎日、家族の寝静まった晩の九時から翌一時迄行ったのだが、ここまで来ると後はスクリーン内にどう格好良く収めるかである。

2008年7月22日火曜日

ekimaerindows+カブ(その5)

2008/7/12(土) 曇のち晴れ 暑い!!


焼酎が二日酔いにならないなんて真っ赤な嘘。前日の芋焼酎の臭いが鼻について離れない。頭も痛い!のにほとんど義務感で7時40分出発。体調は最悪のまま、、「旅にしあればカブの鞍に坐す」。


北に向かっております。R477園部に出て県道からR162に乗った所の九鬼ヶ坂で喘いでおります。カブは急坂には滅法弱いでんな。3速→2速全開でも走りません。


このところ、結果としてすべて懐古の旅になってしまっているが、案の定ここから堀越峠旧道へ。駅前初期の頃の更にその初期の頃(っ、て一体いつやねん!)に初めて行った時にはとんでもなく酷い旧国道であったが、、、。


あれから整備でもされたのであろうか?足許を掬うような酷い轍もガレ場も無い非常に走りやすい道であった。


走りに没頭している間に、いつの間にやら旧峠を越え、道は下りに差し掛かっております。


こちらが出口。舗装路はR162。でここから進行方向は左折(手前から奥に向かって)の筈が、野生の勘が働かず何気なく右折してしまい、堀越随道を越えるまで自分が逆戻りしているのに全く気が付かない失態に自分自身でも呆れてしまう。


土曜日とあってR162にはバイクが溢れていた。で、そんなビックバイクに抜かされながらも途中で一服入れているビッグバイク連中を尻目にカブは(と言うか私は)休むことなく走り続け、ウサギと亀状態で
正午過ぎ。漸く小浜で日本海に再会を果たす。考えてみれば四年振りの再会である。

小浜では鯖焼定食を食す。とは言っても行く先々でまともな飯屋が無く、焼鯖を寿司にして売ってる店とかはあるのだが、ドカッと座って鯖焼(ってアンタ毎週食ってるやん?と言う疑問はこの際置いておいて)を食せる店を駅前に見つけたのは小浜到着小一時間経った後なのであった。で、、、この日のメインイベントの若狭幹線林道は腹ごなしに丁度エェ林道であった。何せ全線20Km超の今時珍しい新しい林道である。全線砂利敷きで走りやすいけど数キロも走ったら飽きる!!

が、ハリウッド映画並に飽きさせないのが最近の林道ってことか?この林道からは左手(つまりは北側)に海が見えるのである。


で、終盤にダラダ走っていたらこんな看板を見つける。もう終盤だ。案の定、このまま直進したらある所で道は消滅しているのであった。
そして看板のところまで戻ってそこからほど無く、海側に下りたところが世久美の海岸であった。
小さな海水浴場の横にあった世久美集落の公民館の前にて、すっかり夏旅を満喫しているのだ、、、!


午後3時の休憩の後、約一時間ほど走って敦賀から南下すべく黒川林道に向かう。海から山に向かっている一本道を海側から林道目指して走っています。


欄干の無い橋と言うのは実は非常に怖い。写真を撮る為にバイクの左側に降りた途端、思ったよりはるか下に川面が見えることに思わずビビってしまった。


やがて、夏の林道の雰囲気満点な黒河林道。昔はやったOutRider的写真。思えば、あの雑誌に我々は随分と洗脳された気がする。


林道を出た先はマキノ高原の真っ只中でした。ちょっと北国風の気持ちの良い道。


前回の旅でも見た茅葺屋根がここにも残っております。日本の夏ですけん!(←特に意味なし)


出てきた先が湖北だった。3桁国道(R161→R303)と乗り継ぎ木之本から「さざなみ街道」に名前を変えた湖岸道路で長浜に向かう。途中これはびわ町あたりで見かけた浮島の様なもの。地図には島としてのカタチすら載っていない。浅い湖底から木だけが生えたものか?


で、いきなり泊地に飛んでいるのだが、、運良く行けば午後の5時半には長浜で「長浜太閤温泉」につかり、程なく走った先にある宇賀野神明キャンプ場にテントを張る予定であった、、、。しかし温泉に入る前にアテにしていたキャンプ場に荷物を置きに行った所、そこは「さざなみ街道」の真横で夜中とて車の往来が気になりそうなキャンプ場であった。でもって、仕方なく湖岸沿いに南下をした挙句、漸く見つけたのは「近江八幡国民休暇村キャンプ場」であった。ここは琵琶湖で唯一人の住む島である沖島を眼前に見る最高のロケーションであったが、近所にスーパーマーッケットが無いのが玉に瑕であった。結局テントを張ってから近所にそこしかない生鮮食料品の無いコンビニに買出しに行って揃えたのは、、男鹿半島羽立駅仕込みの「キムチチゲ風味噌煮込みラーメン」なのであった。こんな見た目でも疲れた身には嬉しい野宿メシである。麦酒だけプレミアムな週末に乾杯!!


で、ラジオには電池すら入っていなかったので、夜の9時には夢の中であったが、夜中の一時に夜中まで騒いでいる若造の声に起こされてから中々寝付けず、明け方の四時には地元の族が目の前の道を通り過ぎたりして、結局うとうと状態で朝を迎えた。今日の朝飯は昨晩開封せずに残っていた出前一丁味噌ラーメンである。


撤収後、、、朝7時半、二日目の旅が始まる。。。
2008/7/13(日) 曇のち快晴 只管暑い!

カブ吉、今日も出動です。


で、ロケーションはこんな所です。向かいに見えるのが世界的にも珍しいらしい淡水湖の中の有人島、沖島。渡り舟で渡れる筈なのだが、船着場に行ったら渡り舟が無かったので、今回は渡航を断念!!


この日は目ぼしい目当ても無く、近江鉄道でも見に行くか??と走り始めた八日市の手前で、何だか怪しい景色を発見。「太郎坊宮」と言う神仏混合の神社仏閣の様だが、山の崖に立っている所なんざぁチベットのラマ寺院を髣髴とさせる。山の中腹に無理やり立てたのは、そんな視覚的な意味合いもあるのか?(因みに後日、八日市出身の同僚に聞いたら、地元では慣れ親しまれたお宮さんらしい)


で、そんな参道の帰り道、働く軽トラックに興味が湧く。日本の田舎の風景に軽トラとカブは妙に似合う。「カブ」と「軽トラ」。大きすぎず、目立ちすぎず、従順なロバと言う感じのこれらの乗り物はこの国の生んだ最高傑作な乗り物である。

で、何も考えていなかった二日目は元鉄ちゃんらしく、近江鉄道なんぞを見に行くことに、、、。


近江鉄道の八日市駅を裏から撮った。ほぼ全ての電車が西武色!そしてワンマン。

八日市よりこの黄色い電車たちを追いかけて、湖東の恵まれた田園風景の中を走る単行の電車を追いかけて行き着いた先は貴生川駅あった。駅前飯店と言うネーミングが良いね!!実はこの日はここまでしか写真を撮って居なかったのだ。この後は炎天下の中、R307で只管、枚方まで憑り着かれた様に走りつづけた。

今回の走行距離 471km 使ったカネ 約6000円位(コンビニでの食材調達が高い!!)
おまけ:堀越峠旧道