2008年10月25日土曜日

リハビリ旅

今週月曜日(10/19)、女房が唐突に「土曜日一日バイクに乗ってきていいよ」とのこと。その言葉をありがたく頂戴して、火曜日から何処に行こうか考えていたが、久方ぶりのSTでの日帰り旅なんで(記憶では一年位はブランクが有るな・・・)、リハビリ旅で近場の伊豆にフラりと行くことにする。



で、朝の5時半には起きているのに何故か出発は6時40分、写真では10時47分だが、、、これはバッテリ充電時に時刻合わせを忘れていたため。天気予報では晴れると言っていたがどんより曇った今にも降り出しそうな空の下、R134から西湘BP。途中のPAでパン一個と珈琲の朝飯を済ませ小田原へ。久しぶりの東洋タイヤターンパイクに行くと料金所のおっちゃんに「頂上は視界30センチなんだけど・・」と言われ(ホンマか?)あっけなく海沿いに進路を変える。湯河原、熱海と確実に海沿いをトレースして伊東の手前、宇佐美温泉から県道19で伊豆SLに向かう。



久しぶり!!の伊豆SLは亀石峠から入った。天候が天候だからか、四輪の集団(TVRとかロータスとか、アルファとか)が対向車線で「駆け抜ける喜び」を満喫していたがバイクは片岡小説に出てくる様なW650が一台流しているだけ。元気ないなぁバイクは。で、亀石と冷川の間で尿意を催したので、路傍にて小休止。


冷川ICで早々に伊豆SLを下りて、県道を国土峠方面に抜ける。


相変わらず天気は曇天で道は前日の雨で湿り気味。山の中に入れば入る程、道は狭くなり濡れた落ち葉にラインが重なりよく滑る。リハビリ中のおっさんはビビりながらも懐かしい感覚を取り戻す。



湯ヶ島温泉に出てからはR414で天城越えに進路を向ける。途中、「浄蓮の瀧」の看板を見つけて実は初めて浄蓮滝を見に行く。本当はこんな観光地は嫌いなんだが、伊豆に何度もハンドルを向けていて見たこと無いのも何だか損している気分なんで、となぜか言い訳。



もうすぐ11月だと言うのに蒸し暑い。今日は上下のセパレートつなぎを「つなげない」で着用してきたが、つなぎの下は半そでTシャツと長袖Tシャツが各一枚ずつ。 バイクに落ちてきた落ち葉もまだ紅葉すらしていない。何の用も無いのにガソリン燃やしてバイクで走り回っている様な事は、今の時代、既に時流に合っていないのかも知れないですな。


伊豆の定番、天城隧道。本当は旧道を通りたかったのだが、、STでダートに行く気がしない。少し前まではRSで旧道に行ったりしていたが、やはり冒険が最近は薄れてきている(と言うか体力が無いだけかも知れないが・・)





で、下田港。遠くに黒船(もちろん観光船)。


下田から半島の南半分を回ることとする。ここは弓ヶ浜を過ぎた辺りの小さな港。日差しが若干戻ってきた。



で歩いて石廊崎に向かう。石廊崎灯台は駐車場から歩いて約15分の距離。遊歩道からはこんな下に自分のバイクが見える。



まぁ何処の灯台を見てもあまり変わり映えはしないのだが、何故か先端を目指すのはバイク乗りの本能とでも言うべきか?



石廊崎から昼飯を食いたくて只管走っている途中。



空腹なのと、余りのコーナーの多さにちょっと気持ちが悪くなった。

松崎で焼魚定食にありつく。1570円でこの量!胃袋の小さい人間なんで全て食べ切るのに一苦労。

晴れていれば海の向こうに綺麗な富士が見える!と言ってもこの写真では誰も信じる訳は無いな。伊豆に来たらいつもハンドルを向ける戸田の港で、海越しに初めて富士を見たのは約十年前。以来、いつも此処に来たときは曇天か霞がかかっている気がする。単に運が悪いだけか・・・

その後、濃霧の戸田峠を越えて晴れ間の出ている修善寺に出るも、再びR414に出た所でいつもの大渋滞。結局、温泉にも入ることなく、県道11熱海峠から箱根新道を経由して再び小田原へ。子供が寝る前に帰り着きたくて午後7時に自宅着。
総走行距離365km 総費用約10,000円