2016年9月25日日曜日

煩悩108迷山 御在所岳 2016/9/24

天候不良で折角の9連休は結局、先週の月ヶ谷での鍋とこの山行のみ。
結局この日帰り登山も雨でした。

こっちにupしてます。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-967370.html

2016夏 四国 37年前のバイクでゆく!

2016/8/19(木)晴

丹波の山奥の事務所を定時に出て、家に着いたのが7時半。荷物の最終チェックをして22時に大阪市内を出る。一時間程で神戸三宮の フェリー埠頭に到着。夏休みだからか若い連中や家族連れが多いが、バイクは私以外にはGSF1200とカブ100だけ。
夜中1時過ぎに時刻表より30分遅れで出港。これから4時間は船の旅。







2016/8/20(金)晴 後 曇、一時雷雨、後、晴



高松に5時過ぎに到着。カブのにいちゃんは八十八ヶ所巡りだという。確かに八十八ヶ所巡りにはカブは最適に思える。まだ時間が早いので琴平位まで走って適度なとこで朝飯代わりにうどんを食べるつもりで走り出すも、琴平に着いたのが7時。この時間に開いているうどん屋は一つもある筈が無く(泣)。しかも2スト特有の振動で回転計のワイヤーが外れる始末。結局、朝飯にありついたのはR32で阿波に抜け池田のコンビニだった。



池田から祖谷に抜け小便小僧前で一服。始業前と知っていて飲み友達に朝から小便小僧の写真を送りつけるのは大人気ないので止めましょう(笑)。
かずら橋は有料なので渡らずパスし、ひたすら高知を目指す。県境を越え大豊で日本一の大杉と言う看板に惹かれ見に行く。それにしても暑い☀



ただ、樹齢3000年と言う響きに畏敬の念にかられ、旅の無事を祈りお賽銭を入れたのに…御利益は無く、再び走り出した直後の大豊トンネルの真ん中で急に吹けなくなりあれョあれョと言う間に回転が落ち、止まってしまう。

来たっ!やっぱり止まった…
折しもトンネルのちょうど中間地点。交通量は少なくても、トラックがすっ飛ばして走って来る。とにかく脱出しなければと、右ウィンカーを出しながらUターンして下り坂になっている対向車線をニュートラルで下りほうほうの体でさっきまで居た大杉の道の駅迄戻る。

とにかく暑く、プラグを見る気もしない。が、再びキックしてみると明らかにかぶった感じであったが、暫くキックをし続けると漸くRDは息を吹き返した。



一体何故?タンクを覗いても燃料はまだ半分近く入っている。不思議な思いで再び跨がり、大豊トンネルに入るも、今度は無事にトンネルを通過。しかしながら次のトンネルに入った所で再び回転が落ち出しトンネルを出た所で再び止まる。タンクには燃料はある。もう何が何だか解らんまま、とにかく大汗かきながら何度もキックすると再び息を吹き返す。もうなる様になれと再び走り出したものの、ここからは下り坂だった為か?エンジンは止まらず回転も順調に吹け上がり何ら異常は再発しないままとにかく高知市内までは走る事が出来た。

国道から別れ高知駅前迄の近道の県道にスイッチ。かぶらない様にしっかり回すしか無いとスロットルを回してスピードがのってきた途端、前方に怪しい男が二人手を振っている…何?と思った瞬間。ヤられた!高知県警のワナだった。25キロ超過の三点、15000円。折角のゴールド免許が次の更新では再び青なんだと。

高知市内で鰹でも食おうと思っていたが、余りの暑さとバイクの不調、そして久方ぶりの違反検挙にただダラダラと高知市内を抜け須崎へ。
道の駅か何だかわからない物産館みたいな建物を見つけ漸く昼飯。須崎名物と言う鍋焼きラーメンを食す。熱いが旨い。



須崎から脱藩藩士の道を通り檮原へ、途中で酒と食材を買い込みハンドルを四国カルスト方面に向ける。地芳峠の旧道を通り姫鶴平のキャンプ場に着いたのは16時前。



早速、テントを張り待望のビールを飲んで高原の涼しさを満喫していたのも束の間、一点俄に掻き曇り雨がテントを叩き始めたと思ったら 、いきなりゴロゴロと雷が鳴り出す。そのうち雨が豪雨に変わり、テントから逃げ出す間もなく雷に撃たれる恐怖に怯えながら小一時間、テントに敷いたエアマットの上にうつ伏せたまま、ただひたすら雷が落ちない事を祈るしかなかった。まあ一時間もすると晴れ間が出て、何事も無かったかの様に天気は変わったのだが。

この日は本当に二度死ぬ思いを味あわされる結果だった。




2016/8/20(土)晴



未明に起きて星を見たり似つかわしくない事をしていたが、起きたのが何時だったか覚えていない。東の空にお日様が顔を見せる直前に起床。コーヒーを飲んだだけで6時半には四国カルストを後にしていた。

昨日の不調とはうって変わって、地芳峠の山道を快調に2ストロークの音を響かせながら降りて行く。R33に出ても快調。途中春野のコンビニで朝飯を食べた以外は高知市内迄全く休み無しで走る。

高知市内からは予定通りR55を室戸に向かう。どこを見回しても空の青、雲の白、森の緑しか見当たらない四国南国土佐の道を東進。途中、濡れたテントの虫干し等しながら、安田町に到着。日本酒好きなら見逃せぬ?南酒造さんの蔵元により、昨年から飲んでみたかった「南 特別純米」を二本購入。一本はご自宅用、もう一本を課町長様宅へのお土産物とする。





室戸で昼食。室戸は何年ぶりだろうか?
スカイラインには抜けず、岬の突端を回ってここからは徳島に向け北上。日差しは暑く、さすが南国などと言って居れない程、肌を刺す日差し。一昔前の沖縄の日差し。空冷2スト250にとっては厳しい条件だなとこの辺りを走りながら予感はしていたのだが…


日和佐の道の駅で休憩。課町長様と勝浦の道の駅で16時に約束したので、まだ余裕と感じられたのだが、再び走り出した途端、エンジンがグズりだす。それでも騙し騙し旧道と日和佐道の分岐まで来て、日和佐道の真ん中で立ち往生している最悪の場面が頭を過ぎり、すかさず旧道へ。やがて旧道の峠越えに差し掛かったところでやはり、今迄と同じ様にガス欠の様にアクセルを回してもついて来ない感覚ごして、再び止まってしまった。課町長に状況をメールして「オーバーヒート違うか?」と言う話も有ったのだが、プラグを見てみるとかぶっている。なす術が無いので20分位一服。再びキックしてみるとしてみると、エンジンはかかる。「しめた❗」と思い再び走り出したのだが…
果たして、日和佐道路との合流地点の手前でまたもやストンっとエンジンストップ。



もういい加減イヤにになって課長様に軽トラで迎えに来ていただくか?迄が出たものの、結局、気温が若干下がり始めた頃にキックしてみると、元気良くエンジンは回る。とにかくエンジンかかかったら、後は走るしか無いため、そこからは道に迷いながらも何とか集合場所の道の駅勝浦に到着したのは、薬草より60分遅刻の16時半だった。

課長様に恐らく5ヶ月振り位で会って、そのまま道の駅でビールを飲み始め、半ば確信犯的に、道の駅のウッドテラスで酒飲んで、寝袋にくるまって寝たのだった。


2016/8/21(日)  晴

この日は、何の予定もしておらず午後から課長様宅を後にし、課長様と一緒に徳島市内へ。夕方からこの日の宿となるビジネスホテルの近所の居酒屋で二人で飲んで、19時前に課長様は上勝に帰っていった。


2016822(月) 晴




今日も休み。徳島港から南海フェリーで二時間かけて和歌山にて渡り、大阪市内に着いたのは13時前でした。

予想した通り、ほぼ毎日トラブルは発生したが、まぁそれとて想定の範囲内。
37年前のバイクで旅に出るのは、やはり相当の覚悟が必要だ。
と言うのが良くわかった旅でした。