連休だが初日しか乗る機会が無い。で、朝食抜きでとりあえず旅に出る。四月も終わりだと言うのに早朝はやはり寒いと思ってみるも、昔の連休の時期はやはりもっと寒かった気がする。猪名川を越えR423の人となり北上、何処かで朝メシをと思いながら走るのだが。。。最初の林道に着いてしまった。北摂の林道を走りまくっていたのは十数年前だが、昔から変わっていない採石場の入り口。けど実は一回もこの奥に入った経験が無く、頻繁に行き交うダンプに脅されながら数百メートル入ってみると、採石場のオッサンに「この先道なんかアレへんで!」と言われ、この林道は強制終了と相成った。
林道よりもまずはメシ!と割り切って止々呂美辺りを走っていたら突然出現した横断道路。昔は狭い谷沿いに牧歌的な農村風景の広がっていたこの地区の景観は台無し。こんな所にいきなり道が出来て便利になったのかどうだか解らないが、これも道路特定財源をジャカスカ使った結果ですかね?
豊能町役場を過ぎた辺りで漸く便利商店を見つけたのでメシを食おうと駐車場になだれ込んだ所、Z1とMVAgustaの好き者達が「朝練」に来ていた。聞けば朝走って早々に家に帰るという。この人達、お互い連れ同士では無いようだったが、3人で話は尽きない。因みにAgustaの人は恐らくあっしと同じ年齢。
Z1の方は今年50歳だそうだ。マフラーはノーマルだが足回り等はかなり手を加えている。極めて「渋い」カスタム。因みにこの人は「最近の若造はゼファー改と間違うので話にならん」との事。その気持ち解るヮ。
メシを食って好き者二人と別れ、R423で亀岡に入って直ぐの「名無し」林道は鳥居が目印。この林道を走るのはセローに乗ってた時以来なので約20年ぶり。
ゆっくり進んで行く、初めて林道をカブで走る。こんなフラットダートならフロントのボトムリンクサスが良く効いて分厚いシートと相まって走りやすいカブは無敵!とは言いながらも時々カーン、カーンとエンジン下部に石がヒット。腹も擦ってる様であまり図に乗った走りは出来ない。
お次は懐かしの「犬飼林道」、入り口で我が愛カブを撮影。
で、犬飼川沿いを走る犬飼林道は残念ながら全舗装の林道だった。写真のこの辺りは昔、ラリーカーに出くわした場所。
出た先は昔は国道でなかったR477。快晴の春の休日だが、風が強くなってきた。R372に出て園部方面にハンドルを向け暫く走って国道を逸れ「原山峠のダート」を目指す。原山峠もまた「名無し林道」と同様の難易度の低い裏山的な林道だが、途中かなりの急勾配があり一速でもかなりしんどい思いをした。写真はその勾配を抜けた峠の頂上付近。
原山峠を越え、再びR372。篠山方面に西進。風は益々強くなり、雲行きも怪しくなってきた。午後から天候が崩れるとの予報だったこともあり、先を急ごうとするのだが、ついついこう言った「日本の田舎の風景」を見に行ってしまう。神道にも仏教にも特別な興味は無い無信仰者なんだが・・・困ったもんだ。
R372から県道12に右折、更に3桁県道にスイッチして目指した所は、その昔ヒマとあれば必ずハンドルを向けていた記憶のある「曽地奥林道」なのだ。この民家の鼻先から入っていくのは全く変わっていない。変わってしまったのは全舗装になった事。これって結構大きな違いですが、、、。
暫く進めばダートが出てくるのでは?と言う甘い期待も裏切られた様子。延々こんな、全舗装林道が続く。昔から地元の人が生活道路として使っていた雰囲気はあったが、やはり時代の波には勝てない様だ。
帰りに昔は無かった「道の駅いながわ」で親子丼定食を食す。金700円也。半日ではあったが、意外にもカブの林道走破性の高さが解った旅でした。
本日の走行距離 168km 使ったお金1520円(ガソリン含む)