2008年4月12日土曜日

ekimaerindows+カブ(その2)



昨晩の呑みの誘いも断り、5時13分発の始発で西に向かったのである。向かった先は広島県福山市。前オーナーからカブと鍵を受け取りいよいよ陸送の旅に出たのは10:00時10496km。走り始めのチェックでは右ウィンカーは付くが左がだめ、ミラーは飾りみたいなもので全く見えない代物だった。けど全体的にはきれいな部類だと思う。とりあえず交通量の多いR2を避けるため福山から北へ。井原市から矢掛方面へ向かう三桁国道R486で東進する事にした。



走ってみると、ハンドルもグラグラ。左のウィンカーはやはり全く点灯せず。こりゃ帰ってから相当手を入れないかんなぁと開き直り。エンジン自体は調子が良い様で最高は60km/h程度までは引っ張れるのだが、井原に向かう上り坂であえいでいる時に右側をクラウンに抜かれた時は心底怖かった。井原に入ると順調なペース。今年は東より西の方が桜の開花が遅かった様だが、この辺りの桜は今が見頃。矢掛の道端の桜の下でちと休憩。それにしても今日は晴れているのに寒い!



矢掛から倉敷に編入された真備をかすめて高梁川を渡ると桜の丘の上に頭をのぞかす、備中国分寺が遠くから見えてきた。









正午過ぎに岡山市内を通過。R2を少し走るだけで直ぐに長船、備前方面に抜ける県道に逃れる。車の通行量はまばらで走りやすいわ。長船から更に通行量が疎らの三桁県道へハンドルを向ける。けど何故カブと神社てこんなに似合うのか?



地図を見て期待した通り。車が一台通れれば良い方と言った道幅の伊坂峠は桜のトンネル。えっちらおっちら、あえぎながら登って行く。



峠を越えると入り組んだ片上湾に一気に下る。メータなんて60km/hを振り切ってまんがな。で下りきった所が備前市片上の街で、腹も減ったのでラーメン定食となったのだが、、、。多分とんこつのダシに甘い醤油のこってりスープにアンバランスに思える固めストレート麺がまさにご当地岡山ラーメンやがな。



片上は過去にも何度か通っているが、もう既に無いだろうと思っていた十数年前に廃止になった片上鉄道の遺産が残っていた。今は何処の鉄道でも少なくなってきたであろうDD13をバックに一枚。



人生は一期一会。この旅で出会ったリサイクルモリシタのこの兄ちゃんは忘れられない。兵庫県に入ったのが14時半前、この頃から飾りと思っていたミラーが明後日の方向を向いて本当に飾りになってしまった。鏡面を押さえていた螺子が三つとも振動で吹っ飛んでいたのだ。で、赤穂市内を走っていて信号待ちでたまたま店頭にバイクが並んでいるのを見つけ立ち寄ってみた。訳を話してミラーを交換し、ついでに左ウィンカーを見てもらったら、何と前照灯の配線が、左指示器の配線に繋がっていた。ハンドルのガタはカバーを外して見ると左右ある固定用ボルトのアクセル側のボルトが無くなってましたがな・・・。結局自宅に辿り着くまでの間に死んではかなわんと思って修繕してもらう。金4,000円也。


で、実はここからの道のりが長く、距離と寒さとの闘いだった。赤穂通過が15時30分。このペースで自宅着が夜中になるのも辛いのでR2の人となるも、、、相生からが只管長かった。まあ兵庫の端から端まで行くわけやからなぁ。途中からはずっとメーター振り切り状態で、姫路通過が17時半、明石が18時半、神戸に入ったのが19時過ぎ。自宅に着いたのが19時50分。何と9時間50分も掛かってもたがな。。。

今、首が痛いし、肩もこってます。

総走行距離239.0km  

1 件のコメント:

うさ太郎 さんのコメント...

煩悩さんの日記を見て、私もカブが欲しくなりました。色も形もたまらんねー。
でも、カブ(原チャリ)での長旅は遠慮したいものですね。時間はかかるし、飛ばすと捕まるし・・・。それにしてもハンドルが外れなくて良かった!!!